書芸の真髄に迫る/ SOGEN書芸塾ARC 2016.11.13 フリークラス塾生作品より

フリークラスでまた一つ、傑作が生まれた。

こちらはレッスンクラスとアートクラスにもダブル参加している塾生の作品。

この人は今回、拾ってきたという木の葉や皮、木の実など、いろんなもので書いていたが、

このとき6枚の半紙を並べた紙面に、墨に浸した木屑を引っ掴んで放り投げた。

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木屑を投げてつくった作品なんて、書じゃない!と思う人もいるだろう。

筆を手に、書道的にも立派な文字を書くのが書であると。

かつては自分もそう思っていた。

が、昔、雑巾に墨をつけて投げることで表現した塾生から教えられた。

ああ、自分はまだ書道というものにこだわっていたと。

いや、もちろん、雑巾を投げればいい作品ができるというわけではない。

が、表れた世界が素晴らしかったなら、表現手法は何でもありなのだ。

そして上の作品。

かかった時間はコンマ何秒。これほど一瞬にして出来た作品も珍しいだろう。

しかしどうだ、この生まれ出た世界の広大無辺なこと!
 

書芸術の価値は、かけた時間の長さではない。

一瞬にして宇宙を生み出す力はビッグバンと同じ。

すぐれた作品は、全体を見てもいい上に、どの部分を切り取ってもいい。

要はすべてが生きているということだ。

その証拠に上の6枚をバラして眺めてみても、一つ一つが作品になっている。

しかも半ば偶然とはいえ、よくその最初で最後の一撃が4枚の紙面の境界に

飛んだものだと。

いや、これは偶然ではなく必然。

この人がこの世界に生まれ、生きてきた。

その果てに、この創造の瞬間は生まれたのだ。

 
 
書道と書芸のちがいをよく聞かれる。

そんな時は「書道が大相撲なら、書芸はマーシャルアーツのようなもの」と答える。

素材にも表現手法にも制約はない。
 
ただ表現者が自らの生命と魂を吹き込んだ線を根底とした表現芸術であること、

そしてその線の織りなす世界が生きていること。
 
それこそが書芸の本質であり、また真髄なのだ。

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