もう一つ、フリークラスの作品からご紹介します。
こちらの作品もまた、レッスンクラスとアートクラスにダブル参加している別の塾生の手になる作品です。
何か細胞のようにも、宇宙の星々のようにも見え、見ていると惹き込まれそうになりませんか?
だったら細胞や宇宙の写真を撮ったほうがより緻密な世界を映し出せるんじゃないか、
と思う人もいるでしょう。
現象を自らの美意識をもって瞬間に切り取る写真ももちろん素晴しい芸術作品と成り得ますが、
この、人が自らの手で心の内なる風景を瞬時に表していくこと、またそれを通して一つの宇宙を
瞬時に生み出していくところに、書芸の本質と醍醐味があるといえます。

それにしても、書道を長年やってきたわけではない人たちからこのような作品が生まれる様を
見るにつけ、書道の上手い下手に関係なく、萬人の中に芸術的才能が眠っていることに
あらためて気付かされる思いです。
書芸塾も、いま企画中のワークショップ『どこでも書芸』も、そうした人々の中に
眠れる才能を覚醒させるアシストをしていくことに主眼を置いたプロジェクトです。
どんなお宝に出会えるか・・・
みなさんと、みなさんから生まれる作品との出会いを、これからもたのしみにしています。
〜書芸術を通した解放と交感のアート空間〜
⭐️SOGEN書芸塾ARC
書芸アート専門ギャラリー ART ROOM SHOWL